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Eva主宰・脚本作家の小林由木がつづるEvaの足跡 ― 手紙にツッこむ ―
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     Eva主宰・脚本作家の小林由木がつづるEvaの足跡 ― 手紙にツッこむ ―


    前回までのあらすじ:後藤はオレとすごく仲良くなったのに、金の亡者どもにそそのかされて、オレをクイモノにしようとしたから、二人は絶交してしまった。カワイそうなオレ。がんばれ、オレ! 負けるな、オレ! そして世界を救え、オレ!

    後藤にMLM、いわゆる「ねずみこう」のセミナーに誘われてひどい目にあい、そこで後藤とケンカ別れをしてしまった、というところまで、前号のメルマガで書いた。

    後藤はとんでもない大失敗をしてしまったわけだ。私という、その後の彼の人生にいい影響しか与ええない、才能と都会的センスあふれる人間である私と、二度と会うことができないような状況になってしまったわけだから。かわいそうに、後藤。

    私の方はといえば、まあ、後藤の一人や二人、友達でなくなってもどうということはない、と言えば言えなくもなかった。だがしかし、将来的に表現活動を続けていく時、必ず一緒にやるだろう、と思えた数少ない仲間ではある。

    それなりに寂しい思いはした。

    でも、結局やっぱりすっかり忘れて、日々の生活に追われていた。そして、忘れてそのまま半年以上が過ぎた。

    ある日、薄汚い封書が、私宛に届いた。
    差出人を見ると後藤である。

    あんなことがあって、まだ、そう時を経ていないタイミング。ストーカーからの手紙のような不気味さを感じはしたが、しかし、なぜかそのまま破り捨てることができずに、開封した。

    結論から言うと、これが私をEvaに参加させることとなったきっかけの手紙なのだが、とにかく、突っ込みどころ満載なので、ここに公開します!


    「由木ちゃん【※私のこと】元気でやってますか。」
    お前に元気なくさせられたんだよ、なんで心配されたんだよ。

    「この間は色々とビックリさせてしまったかもしれない。」
    →なんで言い切り形なんだよ。えらそうだな。お前、どの立場?

    「あのビジネスは今はやってません」
    →当たり前だよ。っていうか、ホントか?

    「やっぱりと思ったかもしれないけど【※ここ意味不明】あの時は本気でした。」
    お前が本気だったから、絶交しちゃったんでしょ。なんで自己防衛的な流れで言ってんの?

    「そんなことはいいとして・・・」
    よくないよ!どれだけ傷ついたと思ってるの? それが理由で絶縁状態になっちゃったんだよ、僕たち。わかってる?

    「・・・私、後藤純也この度劇集団(ユニット)を設立いたします」
    →え?え?なに? 展開速すぎるんだけど。何の話してるの?

    「我ながら面白い企画と思っています。」
    →そ、そうなの? え、あくまで自分のペース?

    「ついては、由木ちゃんにはもしまだその道への興味がなくなっていなければ“シナリオ”を担当していただきたいのです。」
    →え? え? まだ、僕たちの関係性の経緯について何の総括もされてないのに、いきなり発注!? どんだけ自分ペース?

    「もちろんそれ以外の由木ちゃんのアドバイスをとても必要としています」
    →わあ、いきなり全面的にたよってきたぁ!

    「由木ちゃんの企画、講成力【※これ字間違ってます】アイデア、ユーモア性を是非魅せていただきたい。」
    →また、急に上から目線! 政治家!?

    「まあ、まずそれでは企画書の方、読んでみて下さい。」
    →なに、軽い感じで言ってんの? 俺まだ何の準備もないんだけど。

    「興味があれば是非由木ちゃんには参加して欲しいと思っています」
    →もうどんどん話が進んでるね! 僕たちの関係性の総括しないの?

    「16〜17日(まだ未定)に顔合わせしたいと思ってます。」
    →なに?顔合わせって? 誰と? そこまで決まってんの?

    「詳しくはTel下さい。」
    →こんだけ一方的に話して、「詳しくはTel」かよ! なんなの、もう・・・。

    すごい手紙である。

    人生でこんなにツッこめる手紙を、後にも先にも、この時以外もらった事が無い。

    アレだけ後藤に傷つけられ、忘れかけていた頃にこの手紙をもらい、しかも、まだ「だまし討ち」で、結局MLMを再度薦められる可能性も無いとは言い切れない。
    そんな状況で、私は、バカ正直に後藤に電話してしまったのである。

    この時電話をしなければ、私はEvaに参加していないし、過去のEvaの私の作品も、無いことになる。

    なんとなく、不思議な気がする。

    とにかく、このほとんど意味不明の手紙が、Evaの、そして私とEvaの関係の、始まりであった。

    後藤さん、ホント、今度、差し向かいで飲もうね。最近、飲みに行く機会あっても、なぜか離れた席に座ってるんだもん・・・。

    今宵はここまでにしとうございます。もう、あと数日で40歳なんで。

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